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第十二話 魔導剣士ロイ、運命的な出会いをする? ―中編―

last update Tanggal publikasi: 2026-07-22 19:04:42

「ようこそ、おいでくださいました」

 依頼票片手に、他の民家よりもやや大きい村長宅に行くと、白髪交じりの初老の村長に、清涼な香りのする茶を出され歓待された。こいつはラベンダーというハーブの香りだ。遠出先で喉の潤いは実にありがたい。

「ありがとうございます。早速ですが、詳しく話をお聞かせいただけますか?」

 話を促すと、彼は暗い面持ちで語り始めた。

「今から五日前のことです。ダンナーとツィマー夫妻の家が夜に襲われ、翌朝彼らは惨殺死体となって発見されました。その荒らされ方は凄惨なもので、体のあちこちが千切られていたのです」

 震える手で、ティーカップを置く村長。話に聞くだけでもえげつない光景だ。しかし、それでも詳しく話を聞かなければならないのが、心の痛むところである。

「二人は元冒険者で、引退したとはいえ、生半可な相手に遅れを取るようには思えません」

「駐在の衛士は、これについてどのような見解を?」

 気持ちを落ち着けるために、ラベンダーティーを一口飲む。鼻腔に良い香りが満ち、心が鎮まっていく。村長の心遣いが実に染み渡るな。

「金品に手を付けていないので、物取りの犯行ではない、殺人狂の行
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